F値の数字が逆なのが混乱の元

カメラを始めて最初につまずくのが絞り。F値が小さいほど背景がボケるんですが、数字が小さい=穴が大きいという逆の関係が直感に反するんですよね。F1.8は穴が大きく、F16は穴が小さい。覚え方は「Fの数字=ケチ具合、数字が大きいほど光を絞ってケチる」くらいで十分です。

ボケを大きくする4条件

背景をトロトロにボカしたいなら、次の4つを意識します。

1. F値を小さくする(F1.8など開放寄りに)

2. 被写体に近づく:寄れば寄るほど背景はボケる

3. 背景を遠ざける:被写体と背景の距離を取る

4. 望遠側を使う:同じF値でも焦点距離が長いほどボケる

この4つは掛け算で効きます。F値だけいじってボケないときは、たいてい背景が近すぎるか被写体から離れすぎています。

シーン別の目安

  • ポートレートで人物を浮き立たせる:F1.8〜F2.8
  • 料理を美味しそうに、でも全体は見せる:F4前後
  • 風景で隅々までシャープに:F8〜F11
  • 集合写真で全員にピント:F8以上

絞りすぎにも注意

F16やF22まで絞ると今度は回折現象で逆に画質が甘くなります。隅々までシャープにしたくても、多くのレンズはF8〜F11あたりが一番おいしい。欲張ってF22にしない。

まずは絞り優先モード(AやAv)にして、F値だけ自分で決める練習から。シャッタースピードはカメラが合わせてくれるので、ボケのコントロールに集中できます。