ペットは人間より暑さに弱い

犬も猫も、人間のように全身で汗をかいて体温を下げることができません。犬は主にハアハアという「パンティング」で熱を逃がしますが、湿度が高いとこれが効きにくくなります。体が地面に近く、毛皮を着ているぶん、人が快適でもペットには暑いことを前提に考えましょう。

特に短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、ペルシャ猫など)、肥満気味の子、シニアや子犬は熱中症のリスクが高めです。

こんなサインは危険

  • 激しく長く続くパンティング、よだれが大量に出る
  • ぐったりして反応が鈍い、立てない・ふらつく
  • 歯ぐきや舌の色が濃い赤や紫っぽい
  • 嘔吐や下痢

これらが出たら緊急事態です。濡らしたタオルや常温〜ぬるめの水で体(特に首・脇・内股)を冷やしながら、すぐ動物病院へ連絡を。氷水での急激な冷やしすぎは逆効果になることがあるので避けます。

留守番させるときの対策

いちばん怖いのが、エアコンが切れていた・効いていなかったケースです。

  • エアコンはつけっぱなしが基本。短時間でも室温は一気に上がる
  • 停電やリモコン誤作動に備え、スマート家電で外から室温を確認・操作できると安心
  • 直射日光が入る部屋はカーテンやすだれで遮光する
  • 水は複数の場所に多めに用意。ひっくり返されても飲める保険として2〜3箇所
  • ひんやりマットや、自由に移動できる涼しい逃げ場(風呂場のタイルなど)を作る

車内放置は数分でも厳禁

「すぐ戻るから」の数分でも、車内の温度は危険なレベルまで上がります。窓を少し開けても気休めにしかなりません。ペットを車に残して離れない――これは絶対のルールです。

散歩の時間帯にも注意

日中のアスファルトは高温になり、肉球をやけどすることもあります。手の甲を地面に5秒当てて熱ければ歩かせない目安に。散歩は朝早くか日が落ちてから、水を持参して。日々のちょっとした配慮が、最悪の事態を防ぎます。