空き巣は留守がわかる家を狙います。在宅に見せる工夫、侵入に時間をかけさせる備え、短時間の外出でやりがちな油断、長期で家を空けるときの段取りまで、費用をかけずにできる順にまとめました。
旅行から帰ったら窓が割られていた。そんな話は他人事ではありません。空き巣が狙うのは高価な家ではなく、入りやすくて留守がわかる家だとされています。逆に言えば、狙われにくくする工夫は今日から始められます。
この記事でわかること
- 空き巣が下見でチェックしている点
- 留守を悟らせないための具体的な工夫
- 侵入に手間がかかる家にする方法
- 短時間の外出でやりがちな油断
- 留守が長くなるときの段取り
狙われるのは「留守のサイン」が出ている家
侵入する側は、いきなり入るわけではないと言われています。通りがかりや下見で、住んでいる人の生活リズムを見ています。
郵便受けがあふれている。夜になっても明かりがつかない。洗濯物が何日も同じ。こうしたサインがそろった家は、留守が読みやすい家です。つまり対策の方向は二つ。生活している気配を出すことと、入るのに時間がかかる状態にすること。大がかりな工事をしなくても、この二つは積み上げられます。
在宅に見せる工夫
- タイマー付きの照明を使い、夕方から夜に一部屋でも自動で点灯させる
- 旅行中は郵便や新聞の配達を止める、または近所の人に受け取りを頼む
- カーテンを一日中閉め切らない。昼から閉めっぱなしは、かえって不在を疑わせます
- 小さな音量でラジオをつけておく
- 玄関前に荷物や新聞をためない
侵入に手間がかかる家にする
侵入に時間がかかると、多くは途中で諦めると言われています。
- 玄関は補助錠を足して鍵を二つに。開ける手間が単純に倍になります
- 窓にも補助錠。ガラスを割っても手を入れて開けられない状態にする
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼り、割るのに時間がかかるようにする
- 死角や通路に砂利を敷く。歩くと音が出るため嫌がられます
- 塀や植木で、外から見えない場所を作らない
「見られている」感を出す
- 玄関や勝手口にセンサーライトを付ける。近づくと点く明かりは効果が高いとされています
- 防犯カメラやインターホンのカメラを、外から見える位置に
- 防犯の掲示は、下見の段階でのけん制になります
- 近所づきあいも立派な防犯です。見慣れない人に声がかかる地域は入りにくい
やりがちな油断
短時間だからと気を抜いた瞬間が、いちばん危ないとされています。
- ゴミ出しや近所への用事で施錠しない
- 二階の窓やベランダ、浴室の小窓を開けたまま出る
- 鍵を郵便受けや植木鉢の下に隠す。置き場所は定番すぎて、すぐ見つかります
- 車庫や物置に脚立や工具を置いたままにする。侵入の道具にされることがあります
長期で留守にするときの段取り
- 出発前に、すべての窓と勝手口を一周して確認する
- 貴重品は家に置かない。持ち出すか、別の場所に預ける
- 今どこにいるかをSNSに投稿しない。留守を公開しているのと同じです
- 信頼できる近所の人に、留守の期間だけ伝えておく
- 帰宅後は、鍵や窓に不自然な傷がないかを一度確認する
もし被害に気づいたら
家に入って荒らされていた場合は、室内を触らずいったん外に出て、安全を確保してください。証拠が残っている可能性があるため、片付ける前に警察へ連絡します。その後の手続きや保険の扱いについては、警察や保険会社などの窓口に確認してください。
よくある質問
Q. お金をかけずにできる対策はありますか
あります。施錠の徹底、郵便物をためない、昼夜のカーテンの開け閉め、物置に道具を放置しない。どれも費用はかかりません。
Q. マンションの上の階なら安心ですか
安心とは言えません。ベランダ伝いや上階からの侵入例もあると言われています。階数に関係なく施錠は必要です。
Q. センサーライトとカメラ、どちらが先ですか
まずは明かりです。暗がりを減らすほうが、下見の段階で候補から外れやすくなるとされています。
Q. 補助錠は素人でも付けられますか
工具なしで取り付けられるタイプもあります。ドアや窓の形状に合うかは製品によって異なるので、購入前に確認してください。
まとめ
空き巣対策の要点は、明かり、音、手間の三つです。生活の気配があり、入るのに時間がかかる家は、下見の段階で候補から外れます。まずは今日、短時間の外出でも鍵をかけることから始めましょう。