滋賀県甲賀市信楽の山中にあるMIHO MUSEUMは、トンネルと吊り橋の先に現れる建築で知られています。桃源郷になぞらえたアプローチと古美術の名品を訪ねる旅を紹介します。
見どころ
滋賀県甲賀市信楽町、深い山あいに佇むMIHO MUSEUMは、たどり着くまでの道のりそのものが体験になっている美術館です。レセプション棟から緩やかな坂を登り、銀色に光るトンネルをくぐると、視界が開けて吊り橋の向こうに屋根が現れます。中国の故事「桃花源記」に描かれた理想郷を下敷きにしたとされる構成で、設計はルーヴル美術館のガラスのピラミッドで知られるI.M.ペイ。建物の大部分が地下に納められ、自然環境への影響を抑えた造りとしても評価されています。展示は日本の古美術に加え、古代エジプト、西アジア、ギリシャ・ローマ、中国など幅広く、静かな山の空気のなかで時代を旅する感覚が味わえます。
こんな人におすすめ
- 建築とランドスケープを含めて美術館を味わいたい方
- 古代文明や東洋の古美術に関心がある方
- 人混みを避け、静かな環境で鑑賞したい方
- 信楽焼の里めぐりとあわせてドライブを楽しみたい方
アクセス・楽しみ方
- 鉄道・バス: JR石山駅から路線バスで向かうルートのほか、信楽高原鐵道の信楽駅から向かう方法もあります
- 車: 新名神高速道路の信楽ICが最寄り。山道を走るため冬季は路面状況に注意が必要です
- 会期を区切って開館しているため、訪問前に開館期間の確認が欠かせません
- レセプション棟から美術館棟までは徒歩のほか電気自動車での送迎が用意されることもあります
まとめ
山を越え、トンネルを抜けて現れる建築は、それ自体が一つの作品のようです。展示室で古代の造形と向き合ったあと、来た道を戻りながら余韻を反芻する——MIHO MUSEUMは、時間をかけて訪ねる価値のある場所だと言えるでしょう。
※最新情報は各公式サイト・観光協会サイトでご確認ください。