徳島県上勝町の樫原の棚田は、江戸期の絵図に近い地割が今も残るとされ、国の重要文化的景観に選ばれています。山あいに続く田の風景と、葉っぱビジネスやゼロ・ウェイストで知られる町の取り組みを紹介します。
見どころ
徳島県勝浦郡上勝町にある樫原(かしはら)の棚田は、山あいの急斜面に石積みの田が連なる、四国を代表する棚田景観です。江戸期に描かれた絵図と現在の地割がほとんど変わっていないとされ、その歴史的価値の高さから国の重要文化的景観に選定されています。
観光地として大きく手が加えられていないぶん、田と水路、農道、集落が昔ながらの関係のまま残っているのが特徴です。春の水鏡、夏の濃い緑、秋の黄金色と、四季の移ろいは静かで、訪れる人は多くありません。だからこそ、日本の農村がたどってきた時間をそのまま感じ取れる場所といえます。
こんな人におすすめ
- 歴史的な景観や文化財としての農村風景に関心がある人
- 観光地化されていない静かな里山を歩きたい人
- 環境や地域づくりの取り組みに興味がある人
- 温泉や渓谷とあわせて徳島の山間部を巡りたい人
アクセス・楽しみ方
- 車の場合は徳島市街から勝浦川沿いに山側へ向かうルートが一般的とされ、1時間前後の道のりが目安になります。
- 高速道路利用なら徳島自動車道の徳島インターチェンジ方面からのアクセスが便利です。
- 集落へ至る道は幅が狭い区間があるため、対向車に注意しながらゆっくり走行しましょう。
- 生活と農作業の場です。指定された場所に駐車し、田や私有地への立ち入りは控えてください。
まとめ
樫原の棚田は、絵図の時代から続く土地の使い方が今も生きている、貴重な農村景観です。派手な演出はありませんが、静かに歩けば歩くほど味わいが増します。ゼロ・ウェイストで知られる上勝町の取り組みとあわせて訪ねれば、過去と未来の両方に触れる旅になるはずです。
※最新情報は各公式サイト・観光協会サイトでご確認ください。