🏺 伝統工芸 📍 香川県

讃岐の和三盆を訪ねる|東かがわに伝わる白い砂糖づくりと、干菓子の名店文化をめぐる旅

2026-01-05 公開 📖 約3分で読めます 👀 31

香川県東かがわ市を中心に受け継がれる和三盆糖。竹糖から時間をかけて練り上げられる白い砂糖は、上質な干菓子の要です。手仕事の工程と、引田の古い町並みをめぐる旅をご紹介します。

📋 目次(タップで開閉)
  1. 見どころ
  2. 和三盆の魅力
  3. 歴史・背景
  4. 周辺の見どころ・一緒に巡りたいスポット
  5. アクセス・楽しみ方
  6. まとめ

見どころ

口に入れた瞬間、輪郭を残さずすっと溶けていく——和三盆糖の甘さは、しばしばそう表現されます。香川県の東部、東かがわ市周辺と徳島県の一部で作られてきた伝統的な砂糖で、細く小さなサトウキビ「竹糖(ちくとう)」を原料に、搾った汁を煮詰め、何度も研ぎと圧搾を繰り返して不純物を抜くという、手間のかかる工程を経て生まれます。

その上質な甘さは干菓子の材料として重宝され、木型で押した季節の花や動物をかたどった和三盆菓子は、茶席の菓子としても贈り物としても親しまれています。産地では製造工程を紹介する施設や、木型を使った菓子づくりを体験できる場所もあり、砂糖という素材そのものに向き合える貴重な土地です。

こんな人におすすめ

  • 素材から和菓子を理解したい人
  • 手仕事や伝統技術の現場を見るのが好きな人
  • 上品な甘さの干菓子が好みの人
  • 香川・徳島をゆっくりめぐる旅を考えている人

和三盆の魅力

  • 「研ぎ」という工程 白下糖と呼ばれる原料糖に水を加えて練り、圧搾して蜜を抜く作業を繰り返すことで、独特の白さと軽やかな甘さが生まれるとされています。
  • 口どけの軽さ 結晶がきわめて細かいため、舌の上で溶ける速さが際立ち、後味が残りにくいといわれます。
  • 干菓子の造形 木型に詰めて押し出すだけの単純な菓子だからこそ、型の彫りと砂糖の質が仕上がりを決めます。
  • 料理や飲み物にも 和菓子だけでなく、コーヒーや紅茶、料理の隠し味に使われることもあります。

歴史・背景

  • 讃岐と阿波での砂糖づくりは江戸時代に始まったとされ、各藩が産業として奨励したと伝えられています。
  • 温暖で日照に恵まれた瀬戸内の気候が、竹糖の栽培に適していたといわれます。
  • 機械化が難しい工程が多く残るため、現在も限られた事業者が手作業に近い形で生産を続けています。
  • 三度研ぐことから「三盆」と呼ばれるようになったという説が広く語られています。

周辺の見どころ・一緒に巡りたいスポット

  • 引田の町並み 白壁の商家や醤油蔵が残る港町で、ゆっくり歩きたい散策路です。
  • 讃州井筒屋敷 引田の醤油屋敷を活用した施設で、地域の産業や暮らしに触れられます。
  • 白鳥神社 東かがわ市にある古社で、松林に囲まれた境内が広がります。
  • とらまるパペットランド 人形劇をテーマにした施設で、家族連れの立ち寄り先として知られます。
  • 鳴門海峡(徳島県側) 県境を越えてすぐの景勝地で、渦潮の観潮船が運航されています。

アクセス・楽しみ方

  • JR高徳線の讃岐白鳥駅・引田駅が最寄りで、高松方面と徳島方面のどちらからもアクセスできます。
  • 車の場合は高松自動車道の引田インターチェンジ・白鳥大内インターチェンジが目安になります。
  • 高松空港や徳島阿波おどり空港からのドライブ途中に組み込みやすい位置にあります。
  • 木型を使った菓子づくり体験を行う施設もあり、実施状況は事前に確認しておくと安心です。

まとめ

和三盆は、菓子の脇役でありながら、産地を訪ねると主役として立ち上がってくる素材です。人の手で何度も研ぎ上げられた白い粉が、木型を通して季節の姿になる——その流れを目で追ってから味わうと、同じ干菓子がまったく違うものに感じられます。

※最新情報は各公式サイト・観光協会サイトでご確認ください。
#和三盆 #東かがわ市 #香川 #干菓子 #和菓子 #竹糖 #伝統技術 #讃岐
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