「そろそろ荷造りを始めよう」と思った日に、最初に詰まるのがダンボールです。家にある箱をかき集めても足りず、かといって買うと費用が気になる。迷っているうちに数日が過ぎ、出発日が近づいてしまう人は少なくありません。
ダンボールは、どこから手に入れるかで費用も手間も変わります。無料で分けてもらえることもありますし、買ったほうが結果的に早く終わることもあります。どれが正解かは、荷物の量と残り日数によって変わります。
この記事でわかること
- 必要な枚数のあたりをつける考え方
- 無料で分けてもらえる場所と、頼むときの進め方
- 購入を選ぶ場合に確認したい点
- 箱の状態の見分け方と、使い終わったあとの片づけ
こんな人に向いています
- 初めて自分で荷造りをする人
- 荷物の量が読めず、枚数の見当がつかない人
- 費用をできるだけ抑えたい人
- 急な引っ越しで、時間に余裕がない人
枚数は「部屋数」より「収納の数」で考える
必要な枚数は、間取りよりも収納の数で決まります。押し入れ、クローゼット、食器棚、本棚、洗面台の下などを数え、それぞれ何箱になりそうかを足していく方法が分かりやすいです。
- 食器や本は重いので小さめの箱に分け、その分だけ箱数が増える
- 衣類やタオルは大きい箱にまとめられるので、箱数は少なく済む
- 単身でも趣味の物が多い人は、家族世帯と同じくらい必要になることがある
枚数の目安はよく語られますが、実際には荷物量でかなり変わります。足りないと荷造りが止まるため、少し多めに確保し、余ったら譲るつもりで動くほうが落ち着いて進められます。
無料で分けてもらえる場所
商品が箱で届く店舗には、空き箱がまとまって出ます。多くの場合は資源として回収されるため、タイミングが合えば分けてもらえることがあります。
- 食品を扱う店、日用品の量販店、家電や家具を扱う店
- 飲料や果物の箱は丈夫で、サイズもそろいやすい
- 通信販売の荷物が届いたときの箱も、状態が良ければ使える
頼むときは、まず店の人に声をかけるのが基本です。裏手に積まれていても、店の資産や回収予定の資源として扱われていることがあります。混み合う時間帯を避け、何枚ほしいのか、いつ取りに来られるのかを短く伝えると話が早く進みます。
引っ越し業者から受け取る場合
引っ越しを業者に頼むなら、梱包資材が見積もりに含まれているかどうかを先に確認します。含まれる範囲や枚数は業者やプランによって違うので、口頭ではなく書面で確かめておくと安心です。
- 無料分の枚数と、追加分の扱いを分けて聞く
- ガムテープや緩衝材が付くかどうかも一緒に確認する
- 不要になった箱を引き取ってもらえるかを聞いておく
購入を選ぶときの見方
時間がない場合や、サイズをそろえたい場合は購入が向きます。費用はサイズや枚数、販売先、時期によって異なるため、複数の売り場を見比べてから決めてください。
- 大小を組み合わせて買う。大きい箱だけだと重くなりすぎる
- 二重構造のものは重い物向け。厚みの表示を見る
- 「取っ手の穴あり」は運びやすいが、雨やほこりが入りやすい
箱の状態を見分ける
もらった箱は、見た目だけで判断せず角を確かめます。角がつぶれた箱は、積み上げたときに真ん中から崩れます。
- 底が波打っている、湿った跡があるものは避ける
- 強いにおいが残っている箱は、衣類や寝具には使わない
- 生鮮品が入っていた箱は、虫や汚れが残っていないか確認する
集める順番とスケジュール
箱は、集めてから詰め終わるまでに置き場所を取ります。一度に全部そろえるより、使う順に分けて集めるほうが部屋が散らかりません。
- 先に集めるのは、すぐ詰められる物の箱。本、季節外の衣類、来客用の食器など
- 直前に使う台所用品や洗面用品の箱は、後半に回す
- 組み立てはまとめて行い、ガムテープは底を十字に貼って補強する
注意したいこと
- 重い物を大きい箱に詰めると、持ち上げた時に底が抜けます。本は小さい箱に分けます
- 中身と「どの部屋に運ぶか」を箱の側面に書きます。上面だけだと積んだときに読めません
- 店舗から分けてもらった箱は、あくまで好意です。断られたら引き下がります
- 自治体によって資源の出し方が違います。処分の方法は、お住まいの自治体の案内で確認してください
よくある質問
Q. 無料の箱だけで足りますか
足りることもありますが、サイズがそろわず詰めにくくなりがちです。無料で集めた箱を主に使い、食器用など特定の用途だけ購入で補う組み合わせが現実的です。
Q. どれくらい前から集め始めればよいですか
荷物量と残り日数で変わります。無料で集める方針なら、一度で必要数が出ることは少ないため、何回かに分けて通える期間を見ておくほうが安心です。
Q. 使い終わった箱はどうすればよいですか
業者に引き取りを頼めるか確認するか、資源として出します。畳んで保管しておくと、次の移動や収納に使えます。出し方のきまりは自治体ごとに違うので、案内を確認してください。
Q. 中古の箱は衛生面が心配です
食品や飲料が入っていた箱は、乾いていて汚れやにおいがなければ使えます。不安な箱は、衣類や寝具ではなく、雑貨や工具など洗える物に使うと割り切れます。
まとめ
- 枚数は収納の数から逆算し、少し多めに確保する
- 無料で集める場合は必ず店の人に声をかけ、角と底の状態を確かめる
- 費用や含まれる枚数は販売先や業者によって違うため、必ず自分で確認する