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江差の五勝手屋羊羹を訪ねて|丸缶を押し出して糸で切る、北海道が誇る豆の羊羹文化

2026-01-20 公開 📖 約3分で読めます 👀 27

北海道・江差町に伝わる五勝手屋羊羹は、金時豆を使った珍しい羊羹です。丸い筒から押し出し、付属の糸で切り分ける独特の形も魅力。ニシンで栄えた港町の歴史とあわせてご紹介します。

📋 目次(タップで開閉)
  1. 見どころ
  2. 五勝手屋羊羹の魅力
  3. 歴史・背景
  4. 周辺の見どころ・一緒に巡りたいスポット
  5. アクセス・楽しみ方
  6. まとめ

見どころ

手のひらに収まる細長い丸缶。底を押し上げると羊羹がにゅっと顔を出し、缶に付いた糸を回して好みの厚さに切る——五勝手屋羊羹は、その食べ方からしてすでに印象的な菓子です。北海道南西部の江差町に伝わる銘菓で、一般的な小豆ではなく金時豆(いんげん豆)を用いる点が大きな特徴とされています。

金時豆ならではの、小豆よりも軽やかで澄んだ甘さと、なめらかな舌ざわり。北海道は豆類の一大産地であり、その土地の恵みを生かした羊羹といえます。江差はかつてニシン漁と北前船で栄えた港町で、本州との交流のなかで菓子文化が育まれた背景もあり、街歩きとあわせて味わいたい一品です。

こんな人におすすめ

  • 変わり種の羊羹を試してみたい人
  • 見た目や食べ方に個性がある土産を探している人
  • 北海道の歴史ある港町を歩きたい人
  • 豆の風味が生きた和菓子が好きな人

五勝手屋羊羹の魅力

  • 金時豆の羊羹 小豆の羊羹に比べて色が明るく、後味が軽やかとされ、豆の風味がまっすぐに感じられます。
  • 丸缶という発想 筒状の容器から押し出して糸で切るという形は、切り分けの手間を省く工夫で、旅先や贈答でも扱いやすいと評されます。
  • 厚さを選べる楽しさ 薄く切ればお茶請けに、厚めに切れば満足感のある一切れになり、その日の気分で調整できます。
  • 土地の素材 北海道は豆類の生産が盛んな土地で、その素材を生かした菓子として地域性がはっきりしています。

歴史・背景

  • 五勝手屋という屋号は、江差の地名に由来すると伝えられています。
  • 江差はニシン漁と北前船交易で栄えた町で、当時は本州との人と物の往来が活発だったといわれます。
  • 北前船を通じて砂糖や菓子の技術が伝わり、道南に菓子文化が根づく素地になったと考えられています。
  • 現在も江差町に本店が置かれ、丸缶羊羹のほか棹物などの製品が作られています。

周辺の見どころ・一緒に巡りたいスポット

  • いにしえ街道 江差の中心部に残る歴史的な町並みで、商家や蔵が保存・活用されています。
  • 旧中村家住宅 北前船交易で栄えた商家の建物で、当時の暮らしと商いの様子を伝えます。
  • 開陽丸記念館 幕末に江差沖で沈没した軍艦「開陽丸」にまつわる資料を展示する施設です。
  • かもめ島 町の沖に突き出た小島で、遊歩道から日本海の眺望が広がります。
  • 江差追分会館 民謡「江差追分」を紹介する施設で、実演が行われることもあります。

アクセス・楽しみ方

  • 函館方面からは、JR函館駅前などから江差方面へ向かう路線バスの利用が一般的とされています。
  • 車の場合は函館市街から国道227号を経由するルートが基本で、函館空港からのドライブ拠点にもなります。
  • 丸缶は常温で持ち運びやすく、旅程の途中で買っても扱いやすい形です。
  • 糸で切る食べ方は初めてだと戸惑うことがあるので、缶の説明を確認しながら試すと楽しめます。

まとめ

五勝手屋羊羹は、味だけでなく「食べる体験」までを含めて設計された菓子です。北前船が行き交った港町の歴史をたどり、日本海を眺めたあとで丸缶を押し出せば、この一本が江差という土地からしか生まれなかったことが実感できます。

※最新情報は各公式サイト・観光協会サイトでご確認ください。
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