北海道・江差町に伝わる五勝手屋羊羹は、金時豆を使った珍しい羊羹です。丸い筒から押し出し、付属の糸で切り分ける独特の形も魅力。ニシンで栄えた港町の歴史とあわせてご紹介します。
見どころ
手のひらに収まる細長い丸缶。底を押し上げると羊羹がにゅっと顔を出し、缶に付いた糸を回して好みの厚さに切る——五勝手屋羊羹は、その食べ方からしてすでに印象的な菓子です。北海道南西部の江差町に伝わる銘菓で、一般的な小豆ではなく金時豆(いんげん豆)を用いる点が大きな特徴とされています。
金時豆ならではの、小豆よりも軽やかで澄んだ甘さと、なめらかな舌ざわり。北海道は豆類の一大産地であり、その土地の恵みを生かした羊羹といえます。江差はかつてニシン漁と北前船で栄えた港町で、本州との交流のなかで菓子文化が育まれた背景もあり、街歩きとあわせて味わいたい一品です。
こんな人におすすめ
- 変わり種の羊羹を試してみたい人
- 見た目や食べ方に個性がある土産を探している人
- 北海道の歴史ある港町を歩きたい人
- 豆の風味が生きた和菓子が好きな人
アクセス・楽しみ方
- 函館方面からは、JR函館駅前などから江差方面へ向かう路線バスの利用が一般的とされています。
- 車の場合は函館市街から国道227号を経由するルートが基本で、函館空港からのドライブ拠点にもなります。
- 丸缶は常温で持ち運びやすく、旅程の途中で買っても扱いやすい形です。
- 糸で切る食べ方は初めてだと戸惑うことがあるので、缶の説明を確認しながら試すと楽しめます。
まとめ
五勝手屋羊羹は、味だけでなく「食べる体験」までを含めて設計された菓子です。北前船が行き交った港町の歴史をたどり、日本海を眺めたあとで丸缶を押し出せば、この一本が江差という土地からしか生まれなかったことが実感できます。
※最新情報は各公式サイト・観光協会サイトでご確認ください。