やり直しは「中学英語の総ざらい」から
大人の英語やり直しでありがちな失敗は、いきなり難しい教材やニュース英語に手を出すこと。実は日常会話の8割は中学レベルの文法で成り立っています。まずは中学3年分の文法を薄い参考書一冊で総ざらいするのが、結局いちばんの近道です。分厚い文法書は挫折のもとなので避けましょう。
進める順番
1. 中学文法の復習(1〜2ヶ月):be動詞、一般動詞、時制、助動詞、関係代名詞まで。例文を声に出して読む
2. 基礎単語の定着(並行して):使用頻度の高い1500〜2000語を優先。難しい単語より中学・高校基礎をまず確実に
3. 音読とシャドーイング:文法と単語がある程度入ったら、簡単な英文を繰り返し声に出す
この順番が大事で、文法という骨組みがないまま単語や会話を詰め込んでも崩れます。
1日の現実的な配分
- 通勤時間に単語アプリで10分
- 夜に文法問題集を1ページ
- 寝る前に音読を5分
合計でも30分弱。毎日少しずつのほうが、週末まとめてより定着します。語学は筋トレと同じで、間隔をあけると元に戻ります。
音読・シャドーイングのやり方
- 自分のレベルより少し易しい音声を選ぶ。中学教科書の音源や、やさしい英語ニュースが手頃
- まず文章を見ながら音声に重ねて読む(オーバーラッピング)
- 慣れたら文章を見ずに影のように追う(シャドーイング)
- 同じ素材を10回以上繰り返す。新しい教材を次々こなすより、一本を完璧にするほうが効く
モチベーションの保ち方
- 学習記録をつけ、続いた日数を可視化する
- 海外ドラマや好きな洋楽など、英語に触れて楽しい時間を週に一度入れる
- 完璧主義を捨てる。発音がカタカナ英語でも、まず口に出すことが何より大事
半年も続ければ、字幕なしで聞き取れる単語が増えていることに気づきます。大人のやり直しは時間こそかかりますが、目的意識があるぶん学生時代より伸びやすいものです。
