和歌山県那智勝浦町の那智の滝は、一段で落ちる滝として国内最大級とされる落差133メートルの直瀑。滝そのものがご神体として祀られ、青岸渡寺の三重塔と重なる眺めは熊野を象徴する風景として知られています。
見どころ
和歌山県那智勝浦町の那智の滝は、一段で落ちる滝としては国内最大級とされる落差133メートルの直瀑です。原生林に覆われた那智山から白い水柱がまっすぐに落ち、滝つぼに届く手前から水音が体に響いてきます。滝そのものが飛瀧神社のご神体として祀られており、鳥居をくぐって参道を下りていく独特の構造は、ほかの名瀑ではなかなか味わえないものです。落ち口の岩で水が三筋に分かれることから「三筋の滝」とも呼ばれてきました。青岸渡寺の三重塔と滝を一枚におさめる眺めは、熊野を象徴する風景として広く親しまれています。日本三名瀑のひとつに数えられることでも知られています。
こんな人におすすめ
- 迫力ある直瀑をまっすぐ見上げたい方
- 世界遺産や神話・信仰の舞台に関心がある方
- 熊野三山めぐりとあわせて一日を組み立てたい方
- 朱塗りの塔と滝という日本らしい構図を撮りたい方
アクセス・楽しみ方
- 鉄道ではJR紀勢本線の紀伊勝浦駅が起点となり、那智山方面への路線バスが運行されています
- 車の場合は紀勢自動車道や国道42号を利用するのが一般的で、那智山周辺に駐車場が設けられています
- 大門坂の駐車場に車を置き、石畳を歩いて那智大社・滝へ抜ける歩き方が古道の雰囲気を味わいやすいとされています
- 参道は石段が続くため、歩きやすい靴と雨具があると安心です
まとめ
那智の滝は、単に大きいだけの滝ではなく、滝そのものが信仰の対象として千年以上まもられてきた場所です。参道を下りるほどに水音が大きくなり、拝所に立った瞬間に視界いっぱいの水柱と対面する——その体験の順序まで含めて設計されたような名瀑と言えます。熊野三山めぐりや古道歩きと組み合わせれば、紀伊半島の奥深さをまるごと味わえる一日になるはずです。
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