年金は二階建てが基本
日本の公的年金は、しばしば「二階建て」と表現されます。土台となる国民年金(基礎年金)が一階、会社員や公務員が上乗せで加入する厚生年金が二階というイメージです。働き方によって、どの部分に加入してきたかが変わってきます。
ここを押さえておくと、自分がどんな年金を受け取れる立場なのかが見えやすくなります。
まず記録を確認する
年金で一番もったいないのは、加入記録の漏れや勘違いです。転職を繰り返した人ほど、加入期間が抜けていないか確認する価値があります。
- ねんきん定期便で加入記録や見込み額をチェック
- ねんきんネットを使えば、いつでも自分の記録を確認できる
- 不明な点は年金事務所に相談
若いうちから記録を見ておくと、「あれ、この時期の記録がない」といったことに早めに気づけます。
受け取りには「請求」が必要
年金は、受給年齢になっても自動では振り込まれません。自分で請求の手続きをして、はじめて受け取りが始まります。
- 受給開始が近づくと案内が届く
- 必要書類をそろえて年金事務所などに請求
- 審査を経て支給が始まる
書類のそろえ方で戸惑いやすいので、早めに相談窓口で確認しておくとスムーズです。
受け取り方には選択肢がある
受け取りを始める時期は、標準の年齢より早めたり遅らせたりできる仕組みがあります。早めると毎月の額が減り、遅らせると増える、というのが大まかな関係です。どちらが得かは、健康状態や働き方、ほかの収入とのバランスで人それぞれ。一概に「これが正解」とは言えません。
早めに全体像をつかんでおく
年金は老後だけのものと思われがちですが、一定の条件で障害や遺族に対する給付もあります。まずは自分の記録を確認し、わからないことは窓口で聞く。この二つを押さえておけば、必要以上に不安に思うことはありません。制度は地味ですが、人生を支える土台です。