漆喰DIYは技術より段取りで決まる

漆喰塗りというと左官職人の熟練技を想像しますが、最近は練り済みで缶から出してすぐ塗れる商品が手芸店やホームセンターにあります。難しいのは塗る動作よりも、その前後の養生と下地処理。ここを丁寧にやれば、初めてでも十分きれいに仕上がります。

必要な道具と材料

  • 練り済み漆喰:1缶(約20kg)で6畳の壁一面ほど。色は白のほか淡いグレーやベージュも選べる
  • コテとコテ板:ステンレスの中塗りコテが扱いやすい。プラスチックコテは初心者向き
  • マスカー(養生テープ付きビニール)と養生テープ:これをケチると後悔する
  • シーラー(下地材):クロスのヤニやアク、汚れの染み出しを止める

手順

1. 養生を徹底する:床、巾木、コンセント周り、天井との境を養生テープで囲う。漆喰は飛び散る前提で広めに

2. 下地を整える:はがれかけたクロスは押さえ、ひどい浮きは貼り直す。ヤニのある壁にはシーラーを一度塗って乾かす

3. 一度目を薄く塗る:いきなり厚塗りせず、1〜2mmで全体に伸ばす。ムラがあっても気にしない

4. 二度目で仕上げる:一度目が乾いたら本塗り。コテを寝かせ気味にして模様をつける。わざと残すコテ跡が手仕事の味になる

5. 乾く前にテープをはがす:完全乾燥前に養生テープを引くと、境目がきれいに切れる

仕上がりを左右するポイント

  • 塗る厚みは1〜2mmで十分。厚くするとひび割れの原因になる
  • コテ跡の模様は好みで。扇形、ランダム、フラットなど練習用の段ボールで試してから本番へ
  • 乾燥には丸一日みておく。触って冷たければまだ水分が残っている

調湿効果で部屋の湿気がやわらぎ、夏場のじめつきが軽くなったと感じる人も多いです。6畳一面で半日〜一日の作業。一面だけ塗ってアクセントウォールにするのも手軽でおすすめです。まずは納戸やトイレなど小さな壁で練習すると気が楽です。