気づけば増えている月額サービス。棚卸しは、明細を集める・使った日を書き出す・三つに分けて判断する、の順で進みます。解約前に確かめる点と、二度と増やさない仕組みの作り方まで手順にしました。
カードの明細を開いて、見覚えのない月額の引き落としに手が止まる。名前を検索して、ようやく去年入ったサービスだと気づく。月額サービスは一つずつが小さいため、増えても痛みを感じません。だからこそ、まとめて並べて一度だけ判断する作業が効きます。一度仕組みを作れば、翌年は見直すだけで済みます。
この記事でわかること
- 支払いを漏れなく洗い出す場所と順番
- 使った日を基準に、続ける・保留・やめるを決める方法
- 解約の前に確かめて、後悔を防ぐ確認点
- また増えないようにする、入り口の作り方
こんな人に向いています
- 固定費を削りたいが、どこから手をつけるか迷う方
- 家族それぞれが契約していて、全体が見えない家庭
- 無料期間のまま忘れて、課金されたことがある方
- 節約を一度で終わらせず、続く形にしたい方
支払いを一か所に集める
最初の作業は節約ではなく、集めることです。引き落としの経路がばらけているほど、見落としが出ます。数か月分をまとめて見ると、年に一度だけ引き落ちる契約も拾えます。
- クレジットカードの明細を、直近の数か月分さかのぼる
- 銀行口座の引き落とし履歴も、同じ期間で見る
- スマートフォンのアプリストアにある購読の一覧を開く
- 通信会社の利用明細に乗っている有料サービスを確認する
- 家族が別のカードで払っている分も合わせる
使った日を書き出す
金額ではなく、最後に使った日で並べます。安いから残す、高いからやめるという判断は、後悔しやすいからです。
- サービス名、月額か年額か、支払日、最後に使った日を一行で書く
- 思い出せないものは、視聴や閲覧の履歴で確かめる
- 無料期間中のものには、課金が始まる日を書き添える
思い出せないという事実が、使っていない証拠です。
続ける・保留・やめるの三つに分ける
二つに分けると迷って手が止まります。保留という置き場所を作るのがこつです。
- 続ける…週に一度以上使い、代わりがないもの
- 保留…月に一、二度は使うが、似た用途を重ねて契約しているもの
- やめる…数か月まったく開いていないもの、無料期間のまま忘れていたもの
- 保留は、同じ用途を一つに寄せる、休止の仕組みを使うで処理する
- 迷ったら一か月だけ止めて、困るかどうかを試す
解約する前に確かめること
勢いで解約すると、戻せない物が出ます。順番を守ります。
- 保存したデータや、書き出し機能の有無を先に確認する
- 年払いの契約は、更新日の前後どちらで解約するか確かめる
- 家族や仕事で共有していないか、先に声をかける
- 端末からアプリを消しただけでは、課金が止まらない場合がある
- 解約の完了画面や通知のメールを残しておく
また増えない入り口を作る
- 新しい契約は、支払いに使うカードを一枚に寄せる
- 無料期間を使うときは、終了日を予定表に登録する
- 契約した日と用途を、同じ一覧に書き足す習慣にする
- 半年に一度、同じ一覧を見直す日を決めておく
家族や仕事と混ざっている場合
一人分だけ整えても、家庭全体では減りません。家族それぞれの契約を一覧に合わせ、重なっている用途を探します。音楽や動画、写真の保存などは、家族でまとめられる仕組みが用意されていることもあります。仕事で使う分は家計と分けて記録しておくと、経費の整理も楽になります。
- 共有できる契約と、個人で分けたい契約を線引きする
- 子どもの端末からの課金は、支払いの承認を親側に寄せる
- 解約したサービスは一覧から消さず、やめた日を残す
やりがちな失敗
- 一気に全部やめて生活が不便になり、元に戻してしまう
- 安い契約ばかり整理して、金額の大きい契約に手をつけない
- 明細だけ見て、アプリストアの購読を見落とす
- 一覧を作ったが保存場所を決めず、翌年また一から始める
よくある質問
Q. 使っていないけれど、いつか使うかもしれません
その「いつか」が来たときに入り直せるかを基準にします。多くのサービスは再契約できます。再契約が難しい、または保存した内容が消える場合だけ、残す理由になります。
Q. 家族が解約に反対します
金額ではなく、使った日の記録を見せると話が進みます。やめるのではなく一か月だけ休むという提案なら、受け入れられやすくなります。
Q. 一覧は何で作ればよいですか
続けられる形がいちばんです。表計算でもメモでも構いません。大事なのは、家族が見られる場所に一つだけ置くことです。置き場所が複数あると、更新されなくなります。
まとめ
- まず明細とアプリストアから、支払いを一か所に集める
- 金額ではなく最後に使った日で、続ける・保留・やめるを決める
- 解約前にデータと更新日を確認し、見直す日を決めて仕組みにする