知人や取引先のお宅にお邪魔する機会は、社会人になると意外とあります。慣れていないと玄関先で戸惑うもの。流れに沿って、要点を押さえておきましょう。気遣いの方向さえ間違えなければ、細かい所作は自然についてきます。
訪問前の準備
- 約束の時間ぴったりか、2〜3分過ぎてから訪ねる(早すぎは準備中で迷惑)
- 大幅に遅れそうなら必ず連絡を
- コートは玄関に入る前に脱いで手に持つ(家の埃を持ち込まない配慮)
手土産の選び方と渡し方
手土産は「気持ち」が伝わればよく、高価である必要はありません。
- 切り分けの手間がかからない個包装のものが喜ばれる
- 日持ちするものだと相手が急いで食べずに済む
- 渡すのは玄関ではなく、部屋に通されて挨拶した後
- 紙袋から出し、相手に正面を向けて両手で渡す
- 「お口に合えば」など一言添えると柔らかい
なお、生菓子など要冷蔵のものは玄関で「冷蔵が必要なので」と先に伝える配慮もあります。
玄関での所作
靴の脱ぎ方ひとつで育ちが出る、とも言われます。
- 正面を向いて靴を脱ぎ、上がってから向きを変えてそろえる
- いきなり後ろ向きで脱ぐのは、お尻を相手に向けることになり避ける
- 脱いだ靴は端に寄せる
部屋での振る舞い
- 「どうぞ」と言われてから座る。勧められた席に座る
- 座る場所が分からなければ下座(入り口に近い側)で待つのが無難
- 出されたお茶やお菓子は「いただきます」と一言添えてから
- 長居しすぎない。用件が済んだら頃合いを見て切り上げる
帰り際こそ丁寧に
辞去のタイミングは自分から切り出すのが礼儀です。だらだら居続けると相手を疲れさせます。玄関で靴を履き、向き直って改めてお礼を。訪問は「お邪魔する」立場だという意識さえあれば、所作は後からついてきます。形式を暗記するより、相手の手間を一つでも減らす視点を持ちましょう。
