リスクを軽減する仕組み
全資産をひとつの銘柄や資産クラスに集中させると、その銘柄や市場が下落した時に、全資産が打撃を受けてしまいます。複数の資産に分散させることで、下落時の影響を限定できるのです。
例えば、株式と債券に50%ずつ投資する場合、株式が20%下落しても全体では10%の損失に留まります。
投資の世界で最も大切なルールが「分散投資」です。なぜ複数の資産に分散する必要があるのか、その理由と実践的な方法を解説します。
全資産をひとつの銘柄や資産クラスに集中させると、その銘柄や市場が下落した時に、全資産が打撃を受けてしまいます。複数の資産に分散させることで、下落時の影響を限定できるのです。
例えば、株式と債券に50%ずつ投資する場合、株式が20%下落しても全体では10%の損失に留まります。
株式と債券、国内資産と国外資産など、値動きが異なる資産を組み合わせることが重要です。値動きが逆相関の資産を組み入れることで、ポートフォリオ全体の変動を抑制できます。
例えば、経済危機時は株価が下がることが多いですが、同時に債券価格は上がる傾向があります。
日本株、米国株、欧州株、新興国株など、複数の国の株式に投資することで、特定の国の経済低迷の影響を減らせます。
世界経済のどの地域かが成長している可能性が高いため、全世界株式インデックスファンドを活用するのも賢い選択肢です。
アメリカ市場の下落時も、新興国が成長していれば、全世界ファンドの下げ幅は限定されます。
自分の年齢、投資期間、リスク許容度に基づいて、株式と債券の割合(例:60:40)を決めることが大切です。一般的に、若い世代ほど株式比率を高くして成長性を重視します。
30代なら株式70%・債券30%、60代なら株式40%・債券60%といったように、段階的に調整していきましょう。
時間経つにつれ、値上がりした資産の割合が増え、当初の配分がズレてきます。年1回、当初の配分に戻すリバランスを行うことで、リスク管理を維持できます。
リバランスは自動的に利益確定と損失補填を行う効果があり、パッシブ投資の秘密兵器です。
市場環境の大きな変化や、ライフプランの変更に応じて、資産配分を見直す必要があります。ただし、短期の相場変動に惑わされて頻繁に変更するのは逆効果です。
3~5年ごとの中期的な見直しが理想的です。