🏦 保険・年金

保険の見直しはライフイベントごとに、ムダな保障を削る考え方

2019-10-02 公開 📖 約5分で読めます 👀 24

保険料は払い続けているのに、契約の中身は覚えていない。結婚・出産・住宅購入・子の独立という節目ごとに、どこを点検して何を削るかを順番に整理し、減らす前に必ず確認したい点もまとめました。

📋 目次(タップで開閉)
  1. 引き落とし額だけ覚えている状態から抜け出す
  2. この記事でわかること
  3. こんな人に向いています
  4. 節目ごとに、見る場所が違う
  5. 公的制度を土台に置く
  6. 必要額の書き出し方
  7. 削る前に確認すること
  8. やりがちな失敗
  9. 相談相手の選び方
  10. 注意したいこと
  11. よくある質問
  12. まとめ

引き落とし額だけ覚えている状態から抜け出す

毎月いくら引かれているかは分かる。でも、何がいくら出る契約なのかは説明できない。保険はそういう状態になりやすい商品です。加入した時点では自分に合っていた内容が、生活が変わった今も同じまま、というのは珍しくありません。

この記事でわかること

  • 見直しの引き金になる、生活上の節目
  • 公的な制度を土台にして、必要額を考える順番
  • 保障を減らすときに、先に確認すべきこと
  • 相談相手の選び方と、その場で決めないための備え

前提として、この記事は一般的な考え方の整理です。個別の契約条件や、税や公的給付の扱いは制度改正で変わります。最終的な判断は、加入先の窓口や公的機関、資格を持つ専門家に確認してください。

こんな人に向いています

  • 何年も保険を見直していない人
  • 結婚や出産で、家計の形が変わった人
  • 住宅ローンを組んだ、または組む予定の人
  • 子どもが独立し、保険料を軽くしたい人

節目ごとに、見る場所が違う

  • 結婚:受取人の設定、夫婦での保障の重複、どちらの保障が手薄かを確認します
  • 出産:子どもが自立するまでの生活費という観点が加わり、死亡時の保障の考え方が変わります
  • 住宅購入:住宅ローンに付く保障と、すでに入っている死亡保障が重なっていないかを見ます
  • 子の独立:大きな死亡保障の役目が薄れ、減額や期間の短縮を検討できる時期です

このほか、転職や退職で加入している公的制度が変わったとき、病気をして働き方を変えたときも、点検の機会になります。

公的制度を土台に置く

民間の保険は、公的な制度で足りない部分を埋めるものと考えると整理しやすくなります。

  • 医療費の自己負担には上限を設ける仕組みがあり、年齢や収入によって扱いが異なります
  • 会社員などが加入する制度には、病気で働けない期間の収入を補う給付が用意されている場合があります
  • 亡くなった後の家族に対する公的な給付も、制度として存在します

いずれも条件や金額は、制度と個人の状況によって異なります。詳細はお住まいの自治体や、加入している制度の窓口で確認してください。ここを飛ばして民間の保険を積み上げると、保障が重なって保険料だけが増えることになりがちです。

必要額の書き出し方

紙を1枚用意し、左に「必要そうな額」、右に「今入っている保障」を並べます。

  • 亡くなった場合:残る家族の生活費、住まいの費用、教育に関わる支出
  • 入院した場合:自己負担の見込みと、貯蓄でまかなえる範囲
  • 働けない場合:収入が止まる期間と、生活費との差額

こうして並べると、足りない部分と多すぎる部分が同じ紙の上に出てきます。感覚ではなく差分で判断できるようになります。

削る前に確認すること

  • 入り直しができるか:健康状態によっては、新たな契約を断られることがあります。解約は、新しい契約が成立してからにするのが原則です
  • 払込期間や更新の条件:年齢とともに保険料が上がる形か、一定かを確認します
  • 貯蓄性のある契約か:途中でやめると、払った額を下回ることがあります
  • 特約だけ外せるか:全部を解約せず、不要な特約のみ削る方法もあります

やりがちな失敗

  • 新しく見える商品へ乗り換え、期間や条件が以前より悪くなる
  • 解約を先にしてしまい、健康状態で入り直せなくなる
  • 家族全員分を同時に見直し、途中で疲れて放置する
  • 勧められた内容を、その場で決めてしまう

相談相手の選び方

  • 加入している会社の窓口:自分の契約の中身を、正確に確認できます
  • 複数社を扱う代理店:比較ができますが、取り扱う商品の範囲があります
  • 公的機関の相談窓口:制度に関する一般的な確認に向いています

どこで相談する場合も、その場で契約しないと決めて臨むと冷静に判断できます。持ち帰って、書き出した紙と照らし合わせてから返事をしてください。

注意したいこと

  • 保険や税、公的給付の制度は改正されます。数年前の情報が今も同じとは限りません
  • 契約内容の正確な条件は約款に書かれています。分かりにくい点は必ず質問してください
  • 本記事は一般的な考え方の紹介であり、個別の助言ではありません。判断の前に、公的機関や資格を持つ専門家に確認してください

よくある質問

Q. 見直しはどのくらいの頻度で行うべきですか

年数で区切るより、生活が変わったときに行うのが基本とされています。変化がなければ、数年に一度、内容を読み返す程度でも点検になります。

Q. 貯蓄型と掛け捨て、どちらがよいのでしょうか

目的が違うため、一律の優劣はありません。保障を安く確保したいのか、将来のお金の置き場も兼ねたいのかで選び方が変わります。途中で解約したときの取り扱いを、必ず確認してください。

Q. 証券が見つからず、契約内容が分かりません

加入先に問い合わせれば確認できます。どこに入っているか分からない場合も、契約の有無を調べる手立てが用意されているため、まずは窓口に相談してください。

まとめ

  • 見直しの合図は、商品の新しさではなく自分の生活の変化
  • 公的制度で足りない分を埋める、という順番で考える
  • 解約は新しい契約の成立後に。健康状態で入り直せないことがある
#保険見直し #ライフイベント #家計 #固定費 #保障 #見直し手順
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