通信エリアと速度:大手キャリアとの違いを理解する
格安SIMの最大のデメリットが、回線速度。ドコモ・au・ソフトバンクから回線を借りているため、ユーザー増加時間帯(昼12~13時、夜18~20時)に速度低下が顕著です。YouTube視聴が止まる、LINE送受信が遅延するなど、体感できるレベルの低下があります。
回線品質で選ぶなら、楽天モバイル(自社回線で速度が比較的安定)やUQモバイル(auの高品質回線を利用)がおすすめ。テザリングを多用する人は、通常のSIMではなく「データ通信専用SIM」を選ぶと、割安になります。
支払い方法と契約期間の落とし穴
格安SIMはクレジットカード払いのみという業者が多い。口座振替に対応していても手数料がかかることも。支払い方法に柔軟性がないため、事前に確認が必須です。また、契約期間の自動更新ルールも業者によって異なります。
月々のデータ使用量が不明な場合、無制限プランを選びがちですが、実はギガ単位で小刻みに選べる業者(mineoなら1GB~50GBまで自由選択)もあります。3か月は低容量プランで様子を見て、実際の使用量に合わせて変更するのが賢い方法です。
キャリアメールと乗り換え手続きの手間
大手キャリアのメール(docomo.ne.jp、au.com等)は、格安SIM乗り換え後に使えなくなります。Gmailなどフリーメールへの移行準備と、重要な登録サービスの変更が乗り換え前に必須。SNS、銀行、通販サイトなど20~30サービスの登録メール変更が必要になるケースも。
MNP予約番号の取得から乗り換え完了まで、2週間程度のバッファを見ておくと安心。空白期間は必ずあるため、SIMカードが届いて起動するまでは、Wi-Fiを確保しておきましょう。事前準備がきちんとできれば、格安SIMは月3,000~4,000円の削減になる、非常にメリットの大きい選択肢です。