壁紙(クロス)にあいた穴は、大きさによって直し方がまったく変わります。サイズ別に見ていきましょう。

画びょう・ピン穴(直径2mm以下)

これは正直、ほぼ気にしなくていいレベルです。賃貸の原状回復でも「通常損耗」扱いになることが多く、請求対象外。

どうしても消したいなら、市販の「穴うめパテ(ペンタイプ)」を爪楊枝の先に少量つけて埋め、はみ出しを濡れ布で拭くだけ。

ネジ穴・釘穴(直径3〜5mm)

ここからは補修材が要ります。

  • 壁紙の色に合わせた補修パテ(白・アイボリーなど) 約400円
  • 練り消しタイプなら指で押し込むだけ

手順:

1. 穴のまわりのめくれをカッターで整える

2. パテを穴に押し込み、ヘラで平らにならす

3. 完全に乾いてから、出っ張りを目の細かいサンドペーパーで軽く削る

パテは乾くと少し痩せます。一度で埋めようとせず、乾かして二度盛りすると凹みません。

1cm以上の穴・へこみ

ドアノブをぶつけた、家具を当てたなど。これは「リペアシート」や「壁紙用パッチ」を使います。

大きく破れている場合は、補修用のクロス端材を貼る方法も。ただし周囲と色・柄を完全に合わせるのは難しいので、無理せず管理会社に相談した方が結果的に安く済むことも。

退去前に知っておくこと

国交省のガイドラインでは、画びょう程度の穴は借主負担にならないのが原則。一方、下地ボードまで貫通する穴は借主負担です。

やみくもに全部埋めようとするより、「これは通常損耗か、明らかな破損か」を見極めるのが、お金と手間の節約になります。