まず窓口は市区町村の介護保険課

親の様子がおかしいと感じたら、住んでいる市区町村の介護保険担当窓口、または地域包括支援センターに相談するのが入口です。私が母のときに最初に戸惑ったのは「どこに電話すればいいの?」という一点でした。包括支援センターは中学校区にひとつ程度の割合で置かれていて、無料で相談に乗ってくれます。

申請には介護保険被保険者証が必要です。65歳以上ならピンク色や緑色の証が手元にあるはず。見当たらなくても窓口で再発行してもらえます。

申請してからの大まかな流れ

  • 申請書を提出する
  • 認定調査員が自宅や施設を訪問して聞き取り(認定調査)
  • 主治医が意見書を作成
  • コンピュータによる一次判定
  • 介護認定審査会による二次判定
  • 結果が郵送で届く

申請から結果通知までは、おおむね1か月前後を見ておくと安心です。混み具合で前後します。

認定調査の当日は「ふだんの姿」を伝える

ここが一番のポイント。調査員が来ると、親はなぜか急にしゃきっとして「できます、大丈夫です」と答えてしまうんですよね。うちもそうでした。実際は週に何度も転んでいるのに、その日だけ気丈に立ち上がる。

対策として、ふだん困っていることをメモにして調査員に渡すのがおすすめです。

  • 夜中に何度トイレに起きるか
  • 服薬を忘れる頻度
  • 調理や買い物で危ない場面

口頭で言いにくければ、本人がいない場面でそっと手渡すのも手です。事実を盛る必要はありませんが、よい日の姿だけで判断されると実態より軽い結果が出てしまいます。

結果に納得いかないとき

「思ったより軽い区分だった」と感じることもあります。その場合は区分変更申請という仕組みがあり、状態が変わったときにあらためて申請できます。また結果通知に同封される説明をよく読み、不服があれば窓口に相談してください。

認定が下りたら、ケアマネジャーと一緒にケアプランを作る段階に進みます。まずは申請のハードルを越えること。動き出せば道は見えてきます。